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- 投資エリアの魅力 テキサス
合衆国内でも現在人口増加が最も著しい州
テキサス州の人口は、2012年の調査では約2,600万人で、カリフォルニア州に続く全米第2位です。 近年では、エネルギーブームや雇用の伸びを背景に、1日に1,000人以上のペースで人口が増加していると言われています。また、国勢調査局の調べでは、現在のところアメリカ国内で最も速いペースで人口が増加している15都市のうち7都市までがテキサス州に集中していることが明らかとなっています。
シェール革命を背景に一層高まる経済成長
シェール革命とは、これまで困難とされてきたシェール層から石油や天然ガスを採掘・生産することを可能にした技術革新のことで、同時にこうした技術革新によって世界のエネルギー事情が大きく変わりつつあることを指します。アメリカ合衆国は成熟した先進国ですが、地域によっては新興国のような勢いで経済成長するところも存在します。今後、そうした著しい経済成長を期待されているのが、まさにこのシェールガスやシェールオイルが採掘・生産される地域です。既に世界中から投資が集まってきている州最大の都市ヒューストンや、大規模な埋蔵量で知られるイーグルフォード・シェール層から最も近い港町コーパス・クリスティなどは、シェール革命の中心地として、大きな経済成長が見込まれています。
テキサスの不動産投資はより長期的な視点で
コーパス・クリスティの属するニュエセス郡の人口は現在約34万人ですが、エネルギーブームにより今後9年間で68万人まで倍増する見込みです。さらに18年後には、4倍の136万人に達する可能性も秘めていると言われています。テキサス州では今、大規模なガス火力発電所やガス化学工場の建設、ガスからプラスチックや合成繊維、合成樹脂を作りだす技術の開発などが次々と進められており、新たな雇用が生まれてきています。その影響はヒューストンやコーパス・クリスティでは住宅の保有率の上昇、不動産価格や賃料の上昇というかたちで現れてきていますが、これらはまだ大きな発展への序章と考えられています。テキサス州が、より本格的な経済成長局面を迎えるにはまだ時間がかかりますが、不動産投資においては、より長期的な視点でキャピタルゲインを狙うことができ、同時に賃料収入の上昇も期待できることを意味します。
トヨタ米国拠点の移転先がダラス郊外プレイノに決定
シェール革命に加えて、もう一つテキサス州の経済に大きなインパクトをもたらしそうなニュースが、トヨタ自動車北米本社が、ダラス北部のプレイノに拠点を移すことです。これは、テキサス州の不動産市場においても非常に大きなニュース。北米のトヨタ自動車は、これまでカリフォルニア州トーランスという街に拠点をおいていましたが、それはかつて日本から輸出されてくる自動車を受け取るには、太平洋に面したカリフォルニアが地理的に有利だったからでした。しかし、現在、自動車は現地生産が主流となったため、主要空港、質の高い生活環境、トヨタの他の業務拠点から比較的近いことなど、トヨタが求める条件がより揃ったプレイノへ拠点が移ることになりました。加えて、拠点候補地の選考については、周辺地域の手頃な住宅価格、質の高い教育環境も重要視されたと言われています。多くのトヨタ社員が移ってくるのは2016年ごろからの予定で、社員とその家族、また関連産業の移動や、それにともなう新たな雇用が生まれることを考えれば、プレイノおよび周辺エリアの住宅需要は大きく膨らむことが見込まれます。
テキサス州の地勢・気候
テキサス州はアメリカ合衆国の南中部に位置しており、南はリオ・グランテ川をメキシコとの国境とし、西にニューメキシコ州、北にオクラホマ州、北東にアーカンソー州、東にルイジアナ州と接しています。面積は全米第2位の大きさで、日本の国土の約1.8倍もあります。
そのため同じ州内でも気候帯が異なり、それぞれの都市や街の気候も地域によって差があります。しかし、人口のほとんどはヒューストンやダラスなどの大都市に集中しており、こうした大都市は温暖湿潤気候に属し、比較的過ごしやすい気候に恵まれています。反面、天候が変化しやすいことや、竜巻や落雷がおこり、自然災害に注意するエリアです。